« 「子どもの教育費これだけかかります。」贈呈 | トップページ | 高校生奨学金2 »

2009年7月 9日 (木)

高校生奨学金

神奈川新聞(7月8日)の1面に、奨学金を申し込んだ高校生のうち、不採用になった生徒が401人いるとありました。

日本学生支援機構(旧育英会)の高校生奨学金は、各都道府県に移管され、都道府県教育委員会が窓口になっています。

2009年度に県教育委員会の奨学金を申し込んだ高校生4238人のうち、年収基準などの資格を満たしているにもかかわらず、不採用だった401人です。

資格を満たしているにもかかわらず・・・なぜ?
と疑問に思います。

実は、奨学金の財源は無限ではなく、
その年の予算があります。

予算の範囲を超えてしまうと、
より、厳しい条件の人から採用されるということです。

ですから、申し込んでも必ず採用されるとは限りません。と
奨学金の申込用紙やホームページには書かれています。

そうは言っても・・・・

現に高校に通っていて、学費の支払いに困っているから
奨学金を申し込んでいるわけです。

県立高校の学費は年額118,800円。

時給800円のアルバイトができるとして単純計算すると
週3日、毎日2時間働けるとして、6カ月間で稼げる額です。

ただ、学生が学生であることでかかる費用というのは
学校に払う金額だけではありません。

通学費も制服代も教科書代も必要です。

食費などの生活費も同様です。

部活動だって、学生だからできることで、
お金がないからさせなくていい、というものではありません。

好きで選んだんでしょ、と言われると返す言葉がありませんが、
私立校の場合は、もっと大変です。

さらに、義務教育じゃないんだし・・・ということも言われますが
高校はなかば義務教育化しています。

中卒の就職先は、なかなか考えつきませんよね。

教育って、何のためにするのでしょうね。

将来、しっかり勉強してきた人を採用したいと
採用する企業側は考えているはずです。

もっともっと勉強することに
社会がお金をかけてあげないと
若者達は、どうなってしまうのでしょう?

心配です。

大学は高校に比べて費用が高額なので
奨学金の助けを借りて進学しましょう、という
ガイダンスの講師をすることがありますが、
マイナスの財産を背負って社会に出ることの大変さは
繰り返し話させてもらっています。

高校で奨学金を借りなければならないということは、
その先に進学を希望する際も
かなりの確率で奨学金に頼ることになります。

マイナスの財産は、もっと多くなってしまいます。

住宅ローン減税よりは、
教育にお金を使って、
将来、みんなが稼げる人になるような政策がうてないものでしょうか。

|

« 「子どもの教育費これだけかかります。」贈呈 | トップページ | 高校生奨学金2 »

仕事は虹色」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 「子どもの教育費これだけかかります。」贈呈 | トップページ | 高校生奨学金2 »